オヤジと猫

2004年1月16日
山手線に乗って若者の街渋谷に繰り出した。
道玄坂を上がっていくとヴェローチェのカフェテラスの所に
メガネをかけた小太りのカーネルサンダースを極めて和に近づけたようなおっちゃんが座っていた。
寒いのに、かなり寒いのに外で。

ハードブックの小説らしきものをパラソルが付いた丸テーブルの上に置いているけれど、まってく読んでいるような感じではない。
何故かそのおっちゃんを観光客らしき外国人が日本製のデジカメで撮影している。
しかも2〜3人群がってる。
それに続いてジャパニーズティーンネージャーも写真撮って良いですか、とか言ってる。
もう一度和製カーネルサンダースに目を向けると視界に猫の縫いぐるみが飛びこんできた。
ビールッ腹サンダースのお腹に腰掛けるように。
良く見ると生きてるらしい。生猫じゃんか。
そして両手というのか、両足っつーのかがテーブルの上の本の上に乗っていて”猫、本読んでます”
状態になっている。
サンダースは得意満面の顔。我輩の猫である状態。
だけど猫は眠ってるみたいだったけど。
というかおじさん、猫はこたつで丸くなる季節でしょ、大丈夫?動物保護団体から怒られるよ。もしくは江戸屋猫八に。
和製サンダースの鼻っぱしも真っ赤だし、無理は禁物ですぜ。
帰り道もその通りを通ってみると、オヤジと猫はまだいた。その時は誰も寄り付いてなかったけど。
寒いから早く店の中入りなよ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索