大人だと。

2003年10月13日
早く大人になりたかった。
中学生の頃は、周りの同級生に
あまりにも子供じみた言動発言をする奴がいると、
『黙れ。後輩の前で同じ同学年だと思われるのが恥かしい』
なんてことを本気で感じていた。
だから、早く大人になって 高等な振るまい、しぐさ、会話をしたかった。

大人はこんな人間だ、の延長戦上に中学や小学校の教師は完璧な人間だ、
という考えが小学生の頃から漠然と頭の中にあった。
教師の言うことは、正しい。 道徳観も正しい。
教師が怒るのならば、なにか生徒が悪いことをしたんだ、と。

だけど、中学を卒業する頃には、また漠然とそれは違うんだ、
ということに気づきだした。
別に先生は神様でもなんでもない。その日の気分で怒ることもあれば、
自分の権威を誇示する為には、ウソもつくし、その場しのぎもある。
生徒全員を愛するなんて有り得ない。 だって人間だから。
それはそれでいい。 しょうがない。  (勿論、尊敬できる先生もいた。)
そんな思いは、大人になる準備と引換えにまだ汚れていなかった心にくもりを落し、
また一歩、社会への階段を登った。

高校時代は楽しかった。
予備校時代、もうこれ以上傷がつく部分がないよ、というぐらい萎えた。
大学時代、まだ大人社会への憧れを信じていたんだ。
だから辛かった。

今思うと、
どうやら大人への憧れが強すぎたんだよ、俺は。
それが、今となって苦しい。
社会に出れば出るほど、大人と呼ばれる人達は 邪悪な部分を上手に使う。
分っていても、見えないように使う。
事実、邪悪を上手に使うことが、ケースによっては”できる人””出世できる人”になったりもする。
『子供の頃は、まだ人の心がわからないから。』『無邪気だから。』ですんでいた。
だから、今まで納得ができていたし、今はまだ我慢しておけばと。

早く大人になってレベルの高い大人の世界に身を置きたかった。
大人になれば、誰もが自分が子供の頃に描いたような大人がいっぱいいるんだと信じていた。

なのに・・・・

だから心の準備なんてできていなかったんだよ!
そんな準備は必要ないと思っていたのに。
悲しいよ。 辛いよ。 泣きてーよ・・・

あるがままの心で生きようとすると、この世の中では潰れてしまうよ。
もっと強く生きなきゃいけねーんだ。 
絶対負けるもんか。
誰のものでもない俺の人生だ。

(汚い言葉遣い、お許しください。)

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